トラブルに備えて冷静な対応を!自作PCを初めて組み立てる際、「電源が入らない」「画面が映らない」などのトラブルが発生することがあります。多くの場合、基本的な確認作業や簡単な調整で解決できます。本記事では、自作PCが動かないときに冷静に問題を特定し、解決するためのチェックリストを紹介します。1. パソコンが全く起動しない場合原因1: 電源の接続ミス電源ケーブルが正しく接続されていないと、PCは起動しません。チェック項目電源ユニットがコンセントに正しく接続されているか確認。ケース内の24ピンメイン電源ケーブルがマザーボードにしっかり差し込まれているか確認。CPU補助電源(8ピンケーブル)が接続されているか確認。解決方法すべてのケーブルを再確認し、緩んでいないかチェック。電源ユニットのスイッチが「ON」になっていることを確認。原因2: 電源ユニットの問題電源ユニット自体が故障している可能性もあります。チェック項目電源ユニットのファンが回るか確認。他のパソコンやテスターで電源ユニットの動作を確認。解決方法別の電源ユニットを使ってテストする。必要であれば新しい電源ユニットに交換。2. 起動はするが画面が映らない場合原因1: グラフィックカードの問題グラフィックカードが正しく接続されていない場合、映像が出力されません。チェック項目GPUがPCIeスロットにしっかり挿入されているか確認。GPUの補助電源ケーブルが接続されているか確認。モニターケーブルがGPUに接続されているか確認。解決方法GPUを一度取り外し、再度差し込みます。補助電源ケーブルが正しく接続されていることを確認。原因2: モニターの設定ミスモニターが正しい入力ソースに設定されていない可能性があります。チェック項目モニターの電源が入っているか確認。HDMIやDisplayPortケーブルが正しく接続されているか確認。モニターの入力ソース(HDMI、DPなど)が正しい設定になっているか確認。解決方法別のケーブルやモニターを使って動作を確認。モニターの設定メニューから入力ソースを手動で選択。3. 電源が入るがビープ音が鳴る場合ビープ音の意味ビープ音はマザーボードからのエラーメッセージです。ビープ音のパターンによって、問題の箇所が特定できます。短い1回のビープ音: 正常に動作。長い1回のビープ音: メモリの問題。長短の繰り返し音: GPUの問題。解決方法マザーボードのマニュアルを確認して、ビープ音の意味を特定。問題箇所(メモリやGPU)を再接続したり、別の部品でテストする。4. 起動後にOSが読み込まれない場合原因1: ストレージの問題OSがインストールされたストレージが正しく接続されていない可能性があります。チェック項目SSDやHDDがマザーボードに接続されているか確認。ストレージの電源ケーブルが正しく接続されているか確認。解決方法ケーブルを再接続し、BIOSでストレージが認識されているか確認。ストレージの故障が疑われる場合は、別のストレージでテスト。原因2: ブート設定の問題BIOSのブート設定が間違っている場合、OSが読み込まれません。解決方法PC起動時に「DEL」キーや「F2」キーを押してBIOSにアクセス。ブートドライブとしてOSがインストールされたストレージを選択。5. 冷却ファンが回らない場合原因: 接続ミスまたは故障冷却ファンの接続が間違っている、またはファン自体の故障が考えられます。チェック項目ファンがマザーボードの正しいファンヘッダーに接続されているか確認。ケースファンが正しい電源供給を受けているか確認。解決方法接続を確認し、別のファンヘッダーに接続して動作確認。動かない場合は新しいファンを用意。6. トラブルを防ぐための事前準備静電気対策静電気によるパーツの破損を防ぐため、静電気防止リストバンドを使用しましょう。事前確認リストマザーボードのマニュアルをよく読む。各パーツが正しいスロットに取り付けられているか確認。作業中のスペースを広く確保。7. トラブル発生時の心構えトラブルが発生すると焦りがちですが、冷静に一つずつ原因を特定することが重要です。原因が特定できない場合は、以下のリソースを活用しましょう。メーカーのサポートページ: パーツの公式ウェブサイトでFAQやサポート情報を確認。オンラインフォーラム: 自作PCに詳しいユーザーが集まるフォーラムで質問。まとめ:トラブルは冷静に解決!自作PCのトラブルは、初心者でも正しい手順を踏めば解決できる場合がほとんどです。本記事のチェックリストを活用して、冷静に問題箇所を特定し、解決してください。自作PCの経験を積むことで、トラブルシューティングもスムーズに行えるようになります!沖縄県のパソコンショップ-PCmap's